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​文化的遺伝子の生存

文化的遺伝子の生存

文化や芸術は人間の思想にはじまり、形而上から文明や技術を経て形而下のものとして認知される。それら全てのものは、人間の身体、精神によって発信・受信が繰り返され、文化が生まれ、ときに芸術となる。うつろいゆく人間社会の構造や、国家のあり方を見定め、隔たりを補完することで、文化芸術による心の動き、豊かな『感動』を、全ての人が享受でき得る世界を築くことが、YHIAISMの理念である。
 

歴史に残る文化芸術に寄与すること

文化芸術に込められた思想は、我々の身体寿命を遥かに超えて世界に根付き、新たな思想と結びつきながら進化を続ける。技術を媒介として世界に生み出される思想表現は、我々が生きる時代よりも遥か遠くを目指し、未来への礎として息づいている。今、我々が享受している文化芸術も、もとは途方も無く遠い過去から残る、思想表現の進化の結果である​。身体の生命は短い。しかし、この短い時間に生まれた文化芸術は、時に永久に近い生命力を持ち、我々の想像など優に超えた存在である。それらに敬意を払い、現代に必要とされる人間活動を行うことをYHIAISMの使命とする。

YHIAISM(イア・イズム)は「文化芸術の豊かな感動を全ての人に」を理念とする2021年1月に創設された文化芸術経営に特化したイノベーションファームです。文化芸術の思想を主とする持続的な経営、プロデューサーやアートマネージャーといった媒介層の拡充、文化芸術享受者・支援者増加への貢献をもとに「歴史に残る文化芸術に寄与すること」をミッションに活動しています。

「文化芸術」と「経営経済」の創造的融和を実現に向け、文化芸術経営を専門とするコンサルタント・プロデューサーの増加、境界層の拡充を行います。従来、属人的で技能基準がなかった技能を可視化・言語化することで、プロフェッショナルの育成に寄与します。

​文化芸術と事業の境界人である

​媒介者拡充への貢献

ビジネスマンのみならず、芸術従事者、文化事業の企画者やアートマネージャー、研究者といった様々な文化バックグラウンドを持つ人々がYHIAISMで活躍します。プロジェクトを通じたクライアントへの貢献により、高レベルな文化芸術の媒介者としての技術を身に着け、本ファーム卒業後に様々な領域で活躍が期待されます。


日本で最初期にアートマネジメント教育を行っていたのは、1991年より開講した慶應義塾大学であると言われています。以降、芸術団体や文化施設等のマネジメント技術は重要性を増し、2000年には東京大学大学院に文化経営学専攻が、2016年には東京藝術大学大学院にアートプロデュース専攻が新設されました。重要な役割を担う新たな事業領域に対し、実践フィールドの拡大、従事者の技能向上への貢献を目指します。

文化芸術産業のプレゼンス向上

産学官民エコシステム構築への貢献

日本の文化芸術市場を可視化、拡大戦略を示していくことで、日本文化芸術経済のプレゼンスを向上し、産学官民連携のエコシステム構築へ貢献します。日本における文化庁の予算は現在1067億1500万円(2020年度)です。文化的に豊かな国であるにも関わらず、他国比較した際の予算の低さから、迅速なプレゼンスの向上が必要であると我々は考えています。


ドイツのグリュッタース文化相は、COVID-19対策に言及する際「文化産業は2018年には1055億ユーロ(約12兆6000億円)を生産、化学産業、エネルギー産業、金融業よりも大きい」と断言しています。(2020年5月) 我々は、日本での経済ポテンシャルも同様、影響が大きいものだと予測しており、重要なビジネスチャンスでもあると考えています。

​文化芸術事業創出技法の

​ナレッジ可視化と発信への貢献

文化芸術事業のプロデュース及びコンサルティングの技法はナレッジが可視化された前例が少なく、属人的であったり暗黙知として存在している分野であると言えます。そのため、文化芸術事業創造に関しての情報や書籍、教育制度等は十分な状態であるとは言えません。​同様に、文化芸術は思想・表現が重要であることから、定性定量化が難しい分野であり、情報も複雑性を増します。決して平易な事業とは言い難い分野であり、高度なビジネススキルと文化芸術分野の知識が求められます。

したがってYHIAISMでは、文化芸術領域事業・政策研究所であるYHIAISM Research Institute(YRI)を併設し、現状調査・研究・事業ナレッジの言語化にも積極的に投資をしています。文化芸術事業創造技法の可視化と発信に貢献します。

文化芸術経営に特化した

​コンサルティング

対象:

文化芸術事業に関連する法人や個人であり、何かしらの経営課題や目標に対し、その解決や実現を推進したい場合
 

​・課題分析 解決策提案

・経営戦略策定

・収益モデル構築

・オペレーション改善

・DX化推進 等

文化芸術経営に特化した

プロデュース

対象:

何かしらの文化芸術領域の事業を飛躍的に成長させたい、または何かしらの文化資源を活用して作品化・事業化したい場合

・文化資源事業化

・作品化

・企画運営

・ブランディング戦略

・マーケティング戦略 等

文化芸術経営に特化した
​オープンイノベーション創出

対象:

文化芸術領域を軸としたオープイノベーションの促進、文化芸術領域との連携や協業、イノベーション創出等に関心がある場合

・インキュベーション

・新規事業創出

・協業戦略

・イントレプレナー

・産学官民連携企画 等

文化芸術経営に特化した

調査研究

対象:

文化芸術領域の研究調査や、文化資源を用いた事業化の可能性、国内外の各種市場、文化の持続可能性寄与等に関心がある場合

・文化資源の研究調査

・国内外の市場調査

・事業化可能性の検証
​・アカデミック連携推進

・研究調査事項全般 等

​日本特有文化における

​イノベーション推進

対象:

日本特有の文化芸術に関係・従事しており、文化資源の活用や、持続可能な経営基盤、グローバル展開等に興味がある場合

​・持続可能な事業基盤構築
・国内外の市場開拓
・アセット可視化
・協業パートナー獲得
​・資金調達支援 等

​生命を超え、繋がり、続いていく存在のために

言葉にした瞬間から「思想」に形象が現れる。音としての機能を持ち、他者への伝達が可能となる。自分だけのものではなくなっていく。他者が受け取り、「解釈」が生じ、心の内に隠れていたはずの「思想」に、色彩の変化が起き始める。数多、粒子のキャッチボールを繰り返す日々の中で「作品」と呼ばれる存在と出逢う時、つまり「思想」を象る何かしらの外観に触れる時、それはまるで皮膚のような生々しさを持ち、鼓動を響かせながら、こちらをじっと見つめる生き物のよう、胸の奥へと入り込んでくる。例えば、太古、縄文につくられた土器を撫でたときの、時空を超える対話の始まり。ものを介して通じ合う不可思議な感覚に襲われて、夢を見たかのような映像がほとばしる。重力が消え浮かび上がった最果てに、大地の匂いが立ち込める。言葉という一媒体では語り得ない経験が、記憶として刻まれる。「作品」と「解釈」の融和が、次なる「思想」へと繋がっていく。そうして生まれた「作品」は、我々の生命を超えて存在する。文化は自然の如く浸透し、歴史を紡いでいく。そのような人間の営みを大切に思う。経済利益のため「思想」を削る比重が大きい昨今、「調和の力学」を開発することがYHIAISMの役割だと認識している​。

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YHIAISM CEO & Founder

​泉志谷忠和 Tadakaz Mishiya

顧問

近藤誠一 Seiichi Kondo

元文化庁 長官  近藤文化・外交研究所代表 外務省参与
 

在米国日本大使館公使、OECD事務次長、外務省広報文化交流部長などを経て、ユネスコ大使、駐デンマーク大使。文化庁長官を務め、2013年の富士山の世界文化遺産登録に力を注いだ。フランス レジオンドヌールシュバリエ章受章(2006年)、平成28年度瑞宝章重光章受章。平成27年度日本アカデミア賞(国際部門)受賞、平成29年度情報文化賞国際芸術賞受賞。

原島博  Hiroshi Harashima

東京大学名誉教授、東京大学情報学環特任教授

日本顔学会理事(元会長)、電子情報通信学会教科書委員会幹事長・企画委員会委員長、日本こども学会理事、日本バーチャルリアリティ学会特別顧問、芸術科学会顧問、(社)企業メセナ協議会理事・メセナアワード審査委員長、デジタルアーカイブ推進コンソーシアム顧問、日本学術会議特任連携会員、特定非営利活動法人ACT.JT理事、日本文化デザインフォーラム会員、ENJIN01文化戦略会議会員 ほか

坂井直樹 Naoki Sakai

コンセプター 株式会社Water Design代表取締役


株式会社Speedy 取締役会長
株式会社ソニー・デジタルエンタテインメント・サービス 顧問


元慶應義塾大学SFC教授、 成蹊大学客員教授 

サンフランシスコでTattoo Companyを設立刺青プリントTシャツ販売。帰国後にウォータースタジオ設立。87年日産「Be-1」89年には同じく「PAO」の開発に関わり、フューチャーレトロブームを創出。

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